「頭がでかく見えるのが気になる。」「身長が低いので7~8頭身にあこがれる。」など自分のスタイルが気になる男性に伝えたいことがあります。それは髪型で頭は小さく見えるということ。
同じ人間でも髪型が少し変わるだけで周りからの印象がガラっと変わるのです。頭が小さく見えるということは自然とスタイルも良く見えます。いつも同じ髪型で適当にカットしているという男性は必見ですよ。
今回は実際にお客様のビフォアアフターを比較して詳しく解説していきますので、是非最後までご覧ください。
フェードカットはぼかし方が命。【頭を小さく見せたい人におすすめ】
今回はフェードカットに挑戦したお客様のビフォアアフターを紹介したいと思います。フェードカットというのは「もみあげ」「襟足」が極端に短いヘアスタイルのことで、トップに向かうにつれだんだんと刈上げの長さが長くなっていきます。
きれいにグラデーションを作ることができると濃淡のある綺麗なフェードスタイルになります。フェードカットは普通のベリーショートよりも難易度が高く、繊細なカット技術が要求されます。
お客様のビフォアをご紹介します
・既婚者
・営業職
・スーツはあまり着ない
・髪型に決まりは少ない
・2カ月ぶりのカット
まずは刈上げの幅を設定する
まずはざっくりと刈上げの幅を設定していきます。最初は少し長めの9㎜の長さで全体を刈上げます。これから整えるのでスピーディーに刈上げます。最初は画像のようなスタートになります。
スキンフェードの部分を設定する
刈上げ幅の次はスキンフェードの一番薄い部分を設定します。アタッチメントを外した極薄バリカンが0.2㎜ですのでこんな感じになります。ポイントとしては耳の上で指が1本分くらいです。そこから後ろにかけてラウンドしながら下がっていきます。
この時点では凄く面白い髪型になっています。「大丈夫ですか??(笑)」とお客様も若干心配になっています。
フェードカットの部分から仕上げる
0.2㎜の部分は更にシェーバーを使って0.03㎜に剃ります。ほとんど髪がなくて触った感じも皮膚に近い感触です。そこから0.2㎜→0.5㎜→1.0㎜→1.5㎜→2.0㎜→3.0㎜→4.0㎜→6.0㎜→9.0㎜といった具合に細かくバリカンの長さを変えながら濃淡のあるグラデーションを作っていきます。
スタートとゴールを先に明確に設定することで正確な刈上げの幅でデザインすることができます。
フェードカットの部分が綺麗にカットできたらトップの髪もつなげるようにカットしていきます。トップは少し長さを残して自然に動きがでるように切ります。毛先はセニングを多めにいれて軽さを意識します。
アフターはこちらです
いかがでしょうか?かなり印象が変わりましたね。お客様も「5歳は若くなったね!!」とご満足していただけたようです。フェードカットは正面からはもちろんですが、360度どの角度から見てもシルエットが綺麗なのが特徴です。
スタイリングも簡単でトップの長さを残した部分にハードワックスを少量揉みこむだけで完成です。
使用したスタイリング剤はこちらです。
ビフォアアフターを比べてみると
全体的に野暮ったく伸びていた印象の後頭部ですが、すっきりと刈上げることで毛流れも整いましたし、頭の大きさもかなり小さく見えますね。
個人的にはフェードカットはサイドから見たときのシルエットが最高に綺麗に見えると思っています。極限まで短く刈上げた襟足から頭頂部にかけて必要な部分にしっかりとボリューム感が出るようなシルエットです。
もみあげ部分のグラデーションも綺麗にカットできていますね。
前から見た印象は前髪をすっきりと上げることで、男らしく引き締まった印象になります。トップの髪の毛も立ち上がりがついたので動きを感じるスタイルになっています。
まとめ:フェードカットはぼかし方が命。【頭を小さく見せたい人におすすめ】
最後にもう一度ビフォアアフターをご覧ください。
かなりすっきりとしたシルエットに変わりましたね。
・普通のベリーショートに飽きた
・お洒落な髪型に興味がある
・流行りの髪型にしてみたい